それでも知っていて欲しかった

保育園終了まであと半月を切りました。
明日は年少年中組と一緒にお別れ遠足。
5時起きでお弁当作りです。

このところの4~5時間睡眠では作業効率が悪いと思い、
ちょっと早めに布団に入ってます。
が、いつもの(?)まだ寝ようとしたくないモード。


今週は月で一番忙しく、
今日は特に忙しく、
そして久々、例の上司に怒鳴られたりしておりました。
もうほんとやめて病気悪くなる。。。


そんななか、病気のことをずっと言いたかった同期と、
やっと今日話せました。

同じフロアだけど別の部屋で、
殆ど会わなくなっちゃったから
なかなかタイミングがなくて。
わざわざ訪ねていって仕事を中断させてまで言うことでもないし。
事務の私と違って昼休みも定時じゃないから
昼休憩を狙ってってわけにもいかないし。

と数日気にしていたわけなんだけど、
今日はあまりの忙しさに私が昼休み返上で仕事して、
お弁当だけ食べようといつもの場所に行ったら、
向こうから私を見つけて、
聞いてーとばかりに仕事の話を始めた。

仕事が山積みで自分の今の力では到底納得のいくレベルではこなせないから、
どれも中途半端にするより部署としてクオリティーを保ちたくて上司に相談したら、
うん、まあ、やるしかないよね
と何度も言われて終わり、
どうしていいかほとほと困ってる
とかなり参った様子。

このタイミングで私の話に持っていくのも
なんだかなあと思いながら、
でも次いつ顔を合わせてプライベートの話ができるかも分からないので、
私の話も聞いてくれる?
と、病気のことを切り出した。

すんごい心配してくれた。

仕事が大変なときに心配事を増やして悪かったけど、
どうしても伝えたかったんだと思った。

これを伝えたい、知っておいて欲しいと思うのって、
やっぱただの自己満足やろうなとも思う。
言った方は満足するし、闘う準備の一環ってかんじだけど、
言われた方は自分が病気になったわけでも代わりに闘えるわけでもないのに、
要らん荷物背負わされたような気持ちになるんじゃないかと。

でも、伝えたかったんだんだけどね。
ありがとうな。

安心できる場所を探し続ける

眠りが浅くて困ってます。
なにも病気のせいだけではなく(その影響は多分にあるとは思うけど)、元々そういう傾向みたいです。

夢を見ないで眠れることがありません。
電車内でのほんの数分のうたた寝でも必ず見てしまいます。
それも大抵は、追われたり焦っていたり
あんまり後味がよくない、あ~どうしよう~って感じの夢。

今朝電話した友だちは、
夢を滅多にみないそうで、年に数回くらいだって。
羨ましいですなあ。。。

夢で思い通り行動できることはなく、
体が思うように動かせなかったり
嫌なことに抵抗できなかったり
ということが多いので、
寝た方が疲れてるってこともしばしば。


子どもの頃からそうなのは、家庭環境が安心できる場所じゃなかったことと関係してるんじゃないか
ってのが、友だちの出した結論でした。

一理あるかもなあ。

常に気を張って、あんまり休まることがなかった。
一人でいるときが一番好きだったかな。

心のどこかで、あるわけない、と思っている感じ。
全面的に信頼でき安心して頼れる親。
夢を見ない眠り。

体験したことのないものは、解らない。。。
本当に存在するなら、体験してみたいもんです。


告知を受けた日、
早くて2か月後に入院するから
子どもの面倒を見に来てもらえないかと頼んだけど、
あれから一切連絡はない。
私の体を気遣ってくれる言葉もなかった。

ああやっぱりな、と思いながら、
それでも親のことを切り捨てられずに、
一応みたいに頼ろうとしてしまう自分もちょっと嫌だ。

そして、
私は子どもの安心できる場所に
なれているだろうか。。。


がんと分かってから布団の中で眠れずに過ごすのが嫌で、
眠さ限界まで起きていて睡眠不足気味。
そのお陰か、いつもほどには悪い夢を見ていないかも。

いいんだか悪いんだか。

少しだけ会社のこと

転職で入社して一年半。
実はひどいパワハラに遭ってました。
出勤してオフィスのドアを開けようと伸ばした手が、恐怖と不安で震えてしまう程度に。

年度の変わり目に合わせて、
会社がちょうど組織の再編を考えていたらしく
年末から別部署の上司が面談してくれた結果
今年2月に私の異動が決まりました!

先週は更に上の上司が面談してくれたのですが、
私のいる部署の現状をはじめて知ったらしく、
「それはパワハラだね……」
「今まで辛かったね。何も知らず申し訳なかった」
と謝ってくれました。
それがとても嬉しかったです。

新しい部署の直属の上司はとてもいい人で、
指示が具体的で分かりやすいし
いつ話しかけても手を止めてこちらの話を聞いてくれます。
何より部署の皆さんがちゃんと挨拶を返してくれる!

今の上司は出勤してこちらから挨拶しても、無言ですからね。。。
同じ会社なのにこの差はなんなんだろうか。。。

先月と今月は今の部署と新しい部署を行ったり来たりで、
(当初は今月から新しい方へほぼ移るように言われていて引き継ぎも終わらせたのですが、
どうやら今の上司が有休を取りたいために、私にギリギリまで今の職場に残らせ事務作業や来客対応、電話番をさせるように、と急に話を持っていったらしいです(-""-;))
勤務場所も離れているし、
そのたびパソコン持って移動で
なんだか落ち着かないです。


今の上司は指示の出し方が具体的じゃない人なので、
過去に言われたあれこれを思い返して動いてみるわけなんですが。

ご自分が言ったことを忘れてしまうので
何をやっても、結果こちらが間違えたみたいに言われて怒られることの繰り返しです。
(因みに、「前回こう言われたので」と反論しようものなら
「そうやって、言質とったみたいに言うならもう何も教えられない!」「経緯や過程はどうでもいい」「このやり方でおかしいと思わないの?」と怒られて終わりです)

しかもこの上司は今月末で退社するらしく、
何れにせよあと二週間たらずで上司でも部下でもなくなるんです。

嫌なことがあったとしても、
今更なんだから黙ってればいいのに、
この期に及んで絡んでくるんですよね。。。

私の病気のことを知ってる先輩が、
あの上司のせいで水緒さんはがんになったんじゃないの
と言ってました。

ストレスとがんの因果関係はまだ立証されていないそうですが、
個人的にはあながち無関係でもないと考えています。

乳がんの場合、発見の10年ほど前が
最初に細胞ががん化した頃だなんて言われていますが、
私の40年の人生で、
この10年がそこそこ苛酷でしたから。
ストレスフルという意味でね。

人生上半期の集大成として乳がんがやって来たと思うと、
今後は新しい職場で、
ストレスを意識的に避けて(もしくは発散して)
暮らすようにしようと心を新たにしました。


病気と直接関係ないけど
読んでくだってありがとうございました。

毎日更新すると決めたからこそ、
いろいろ思考が及んでいいのかもしれません。
こんな場でもないと、
ここまで徹底して文章化しなかったような気がします。

セカンドオピニオン行きたいけど

自費らしいですね。
60分43,200円。。。

切らずに治す名医と言われる人のところに問い合わせしてみました。

今すぐ申し込んでも、セカンドオピニオンまで
1ヶ月待ち。
治療を任せることに決めてから施術まで
改めて検査する可能性も考慮して更に1~2ヶ月待ちになる予想。

待つってのもある意味リスクだしなあ。

タレントの山田邦子さんは、
公表してないらしいけど恐らく0か1で、
発見から手術して仕事復帰まで確か3ヶ月だったような。

名医の順番待ちしてる間に治っとるがな!
って気もするし。

乳がんは特に育ちがゆっくりだから、
40歳で発見されたとすると、30歳くらいのときには既に産まれてたと考えられるらしく、

そんな時の流れに思いを馳せてみると
今更1ヶ月がなんだー!?
って気もするし。

結果でるまで落ち着かない~。
我ががんの詳細データが出揃うまで、
あと一週間以上もあるよう。

小さな刹那の倖せに流れてみる勇気【本紹介あり(3冊)】

午前中、掃除と片付けを頑張りましたー。
図書館に行き、以下の3冊を借りました。

『はじめての乳がん 働くあなたが聞きたい本音Q&A83』(2014)
乳がんに選ばれた人にしか見えない景色がある、乳がん退治プロジェクトに参加することで選択と決断の基準が明確になっていく、人生の半期決算と捉える考え方が非常に勇気づけられる。目次に項目ごとにマークがつけてあって気になるカテゴリから読めるのもいい。

『名医が語る最新・最良の治療 乳がん』(2011)

『最高のがん治療を受ける方法』(2013)


がんの本をいろいろ立ち読み。

曰く、
治療方針が決まるまでは、いい患者でいる必要はない。
他に方法が無いものか、標準治療以外も諦めず相談してみて、
納得いくまで駄々をこねた方がいい。
勿論、主治医との信頼関係あってのことだけど、
下手に遠慮して決めたりすると、
それが最善の治療だったとしても
もう少し他の方法もあったんじゃないかとか
後悔してしまうことが多いらしいです。

決まるまでは少しワガママで、
決まったら信じた治療に最大限協力する。
そんな形が一番後悔が少ないと。

なるほどなー。

なんだか、
今の会社で隣の席の年下の先輩が
私のことをすごく心配していろいろ調べてくれてるらしいと人づてに聞いて。
そんなこと、あんまり表に出さないタイプだから
ちょっと驚きました。

どおりで、凍結療法とか粒子とか
詳しく説明してくれたわけだ。


夜は友人と三人で焼肉食べ放題に行きました。
最近小説にはまりかけたらしく
お薦めの本はないかと、
私の大好物の話題を振ってくれたので、
食後に近くのブックオフへ寄り道。
久し振りに本屋さんで本の話をしながら買い物できて大満足でした。

子どもは、自分も何か欲しくなったらしく、
絵本のコーナーで落語絵本をチョイス。
その場にあった3冊とも欲しいと言ってきました。

正直100円引きくらいにしかなってなくて、
3冊で3300円。。。全く安くないー!
友人は「大して値段変わらないなら、新品を買ってあげた方がいいんじゃない?」と言うし、
3冊も一気に買ったところですぐに飽きるんじゃないかとちょっと悩みましたが。。。

ここで見つけたのも何かの縁だし、
今欲しいものを今日すぐに持ち帰って読めるっていう体験ごと買うと思えば、まあいいかー
と考え直して3冊とも買うことに決めました。

実は私、日々の小さなことにお金を使うことに
昔から大変抵抗を感じるんです。

会社の行き帰りや昼休みにちょっとした飲み物やお菓子を買うとか、
出掛けた先で気に入った小物を見つけたとか、
傘など家にあるものを忘れたために重複して買うとか。
たとえばそんな『無駄な』買い物を嫌う親だったので、
成り行きの買い物に対して強迫観念めいたものがあるんですね。

必要があって予め計画して充分に値段を調べた上で、
それだけを買いに行くのは比較的できるんですけど。

でも、今日は敢えて『欲しいもの』を衝動的に買うことにしました。
結果、ちょっとスッキリしてます。

がんになり、気持ちが塞いでしまったことで、
逆に気が大きくなったのかもしれません。

まわりにとってみたら大したことのない変化かもしれませんが、
がんになったことで少し変われたことかもしれないので、
そういうことも記していきたいです。

まあ、無理矢理ポジティブに捉えようとしてるだけのような気もしますが(^_^;)

良かったことも少しは数えていかないとね。
やってられないし。

そうそう、妹がグリーティングカードをくれました。
子ども宛に続いて私宛にも届いたんです。

お母さんとして六年生おめでとう、これからも姉として子育ての先輩としてよろしくね、困ったときはいつでもなんでもいいから頼ってね、また遊ぼうね
といった内容で、
病気のことには一切触れていないのですが、
それが却って胸に沁みました。

ありがたいです。

いい意味で、
今に、刹那の倖せに、自分を集中させたいです。
その積み重ねが、永い目で見たときに大きな倖せに繋がっていくと信じて。

トリプルパンチ

医療費をまとめるついでに溜まってた家計簿をつけました。
とは言え、収入はほぼ変動がないし、
貯金は毎月定額を自動的に天引きしてるので、
支出をざっくり把握する程度のどんぶり勘定なんですけどね。

告知受けてから、外食比率が上がっております。
いかんなあ。
そして布団で眠っている時間が減ってるような。

入学準備や卒園式用の服などで、
子どもに25,000円くらいかかってるし。
心身に加え経済的にも大変になってます。

トリプルだなあ。

明日は午前中家事を(洗濯と掃除と整頓を)頑張る!
そして夕方から誘ってくれたので焼肉食べ放題行きます!

子どもはワクワクしながら寝てました。
楽しいことをしたくて
外食しちゃうんだろうなあ。。。

いちばんしあわせだなあと思うとき

会社の昼休み、役所の人に電話して、

今月中に一度会って入院前後のことを相談することになりました。

 

子どもに(そしてできれば自分自身にも)、

なるべくストレスのかからない方法を選択したいと思うけど、

何かを犠牲にせねばならず、

優先順位の見極めが際どいところです。

 

夕食後、昨日は落ち着いて見られなかった卒園記念帳を子どもと眺めました。

定番の、将来の夢や親からのコメント以外にも

おともだちからみた○○さん

という項目があって、

回りからはこう見えてるんだー、と新鮮だったり。

 

昨日の卒園式では、

保護者からの歌のプレゼントとして

子どもたち一人一人を歌詞に入れた替え歌を披露して盛り上がりました。

 

その歌を家で子どもがアレンジして即興で歌っていて、

お互いを意外とよく観察してるもんなんだなと感心しました。

自分が年長の頃って、あんまり回りに関心なかった気がするなあ。

(それどころじゃなかったのもあるだろうけど)

 

で、得意なことや好きなことの話になり、

「何をしてるときがいちばんしあわせだなあって思う?」

と何気なく尋ねたら……

「お母さんの笑った顔を見てるとき」

との答えが!

てっきり「大好きなイチゴを食べてるとき」とか言うのかと思ったのに。

「イチゴよりも大事」なんだって。

 

土曜日の告知から今日で丁度一週間。

今週はなかなか笑顔ってわけにいかなくて、、、

 

検査の結果が出揃うまでは、なるべく子どものために時間を使いたい、

と思った夜でした。