セカンドオピニオン行きたいけど

自費らしいですね。
60分43,200円。。。

切らずに治す名医と言われる人のところに問い合わせしてみました。

今すぐ申し込んでも、セカンドオピニオンまで
1ヶ月待ち。
治療を任せることに決めてから施術まで
改めて検査する可能性も考慮して更に1~2ヶ月待ちになる予想。

待つってのもある意味リスクだしなあ。

タレントの山田邦子さんは、
公表してないらしいけど恐らく0か1で、
発見から手術して仕事復帰まで確か3ヶ月だったような。

名医の順番待ちしてる間に治っとるがな!
って気もするし。

乳がんは特に育ちがゆっくりだから、
40歳で発見されたとすると、30歳くらいのときには既に産まれてたと考えられるらしく、

そんな時の流れに思いを馳せてみると
今更1ヶ月がなんだー!?
って気もするし。

結果でるまで落ち着かない~。
我ががんの詳細データが出揃うまで、
あと一週間以上もあるよう。

小さな刹那の倖せに流れてみる勇気【本紹介あり(3冊)】

午前中、掃除と片付けを頑張りましたー。
図書館に行き、以下の3冊を借りました。

『はじめての乳がん 働くあなたが聞きたい本音Q&A83』(2014)
乳がんに選ばれた人にしか見えない景色がある、乳がん退治プロジェクトに参加することで選択と決断の基準が明確になっていく、人生の半期決算と捉える考え方が非常に勇気づけられる。目次に項目ごとにマークがつけてあって気になるカテゴリから読めるのもいい。

『名医が語る最新・最良の治療 乳がん』(2011)

『最高のがん治療を受ける方法』(2013)


がんの本をいろいろ立ち読み。

曰く、
治療方針が決まるまでは、いい患者でいる必要はない。
他に方法が無いものか、標準治療以外も諦めず相談してみて、
納得いくまで駄々をこねた方がいい。
勿論、主治医との信頼関係あってのことだけど、
下手に遠慮して決めたりすると、
それが最善の治療だったとしても
もう少し他の方法もあったんじゃないかとか
後悔してしまうことが多いらしいです。

決まるまでは少しワガママで、
決まったら信じた治療に最大限協力する。
そんな形が一番後悔が少ないと。

なるほどなー。

なんだか、
今の会社で隣の席の年下の先輩が
私のことをすごく心配していろいろ調べてくれてるらしいと人づてに聞いて。
そんなこと、あんまり表に出さないタイプだから
ちょっと驚きました。

どおりで、凍結療法とか粒子とか
詳しく説明してくれたわけだ。


夜は友人と三人で焼肉食べ放題に行きました。
最近小説にはまりかけたらしく
お薦めの本はないかと、
私の大好物の話題を振ってくれたので、
食後に近くのブックオフへ寄り道。
久し振りに本屋さんで本の話をしながら買い物できて大満足でした。

子どもは、自分も何か欲しくなったらしく、
絵本のコーナーで落語絵本をチョイス。
その場にあった3冊とも欲しいと言ってきました。

正直100円引きくらいにしかなってなくて、
3冊で3300円。。。全く安くないー!
友人は「大して値段変わらないなら、新品を買ってあげた方がいいんじゃない?」と言うし、
3冊も一気に買ったところですぐに飽きるんじゃないかとちょっと悩みましたが。。。

ここで見つけたのも何かの縁だし、
今欲しいものを今日すぐに持ち帰って読めるっていう体験ごと買うと思えば、まあいいかー
と考え直して3冊とも買うことに決めました。

実は私、日々の小さなことにお金を使うことに
昔から大変抵抗を感じるんです。

会社の行き帰りや昼休みにちょっとした飲み物やお菓子を買うとか、
出掛けた先で気に入った小物を見つけたとか、
傘など家にあるものを忘れたために重複して買うとか。
たとえばそんな『無駄な』買い物を嫌う親だったので、
成り行きの買い物に対して強迫観念めいたものがあるんですね。

必要があって予め計画して充分に値段を調べた上で、
それだけを買いに行くのは比較的できるんですけど。

でも、今日は敢えて『欲しいもの』を衝動的に買うことにしました。
結果、ちょっとスッキリしてます。

がんになり、気持ちが塞いでしまったことで、
逆に気が大きくなったのかもしれません。

まわりにとってみたら大したことのない変化かもしれませんが、
がんになったことで少し変われたことかもしれないので、
そういうことも記していきたいです。

まあ、無理矢理ポジティブに捉えようとしてるだけのような気もしますが(^_^;)

良かったことも少しは数えていかないとね。
やってられないし。

そうそう、妹がグリーティングカードをくれました。
子ども宛に続いて私宛にも届いたんです。

お母さんとして六年生おめでとう、これからも姉として子育ての先輩としてよろしくね、困ったときはいつでもなんでもいいから頼ってね、また遊ぼうね
といった内容で、
病気のことには一切触れていないのですが、
それが却って胸に沁みました。

ありがたいです。

いい意味で、
今に、刹那の倖せに、自分を集中させたいです。
その積み重ねが、永い目で見たときに大きな倖せに繋がっていくと信じて。

トリプルパンチ

医療費をまとめるついでに溜まってた家計簿をつけました。
とは言え、収入はほぼ変動がないし、
貯金は毎月定額を自動的に天引きしてるので、
支出をざっくり把握する程度のどんぶり勘定なんですけどね。

告知受けてから、外食比率が上がっております。
いかんなあ。
そして布団で眠っている時間が減ってるような。

入学準備や卒園式用の服などで、
子どもに25,000円くらいかかってるし。
心身に加え経済的にも大変になってます。

トリプルだなあ。

明日は午前中家事を(洗濯と掃除と整頓を)頑張る!
そして夕方から誘ってくれたので焼肉食べ放題行きます!

子どもはワクワクしながら寝てました。
楽しいことをしたくて
外食しちゃうんだろうなあ。。。

いちばんしあわせだなあと思うとき

会社の昼休み、役所の人に電話して、

今月中に一度会って入院前後のことを相談することになりました。

 

子どもに(そしてできれば自分自身にも)、

なるべくストレスのかからない方法を選択したいと思うけど、

何かを犠牲にせねばならず、

優先順位の見極めが際どいところです。

 

夕食後、昨日は落ち着いて見られなかった卒園記念帳を子どもと眺めました。

定番の、将来の夢や親からのコメント以外にも

おともだちからみた○○さん

という項目があって、

回りからはこう見えてるんだー、と新鮮だったり。

 

昨日の卒園式では、

保護者からの歌のプレゼントとして

子どもたち一人一人を歌詞に入れた替え歌を披露して盛り上がりました。

 

その歌を家で子どもがアレンジして即興で歌っていて、

お互いを意外とよく観察してるもんなんだなと感心しました。

自分が年長の頃って、あんまり回りに関心なかった気がするなあ。

(それどころじゃなかったのもあるだろうけど)

 

で、得意なことや好きなことの話になり、

「何をしてるときがいちばんしあわせだなあって思う?」

と何気なく尋ねたら……

「お母さんの笑った顔を見てるとき」

との答えが!

てっきり「大好きなイチゴを食べてるとき」とか言うのかと思ったのに。

「イチゴよりも大事」なんだって。

 

土曜日の告知から今日で丁度一週間。

今週はなかなか笑顔ってわけにいかなくて、、、

 

検査の結果が出揃うまでは、なるべく子どものために時間を使いたい、

と思った夜でした。

卒園式とMRI

こんな夢を見た。

気がつくとマンモみたいな機械の前に立っていて、

看護師が説明している。

これを当てるとがんが一瞬で完全に死ぬらしい。

実は最近開発されたんです。光を当てるだけで、痛みも全くないのでね。立ってる間に終わりますから。病巣が小さくて良かったですね。

看護師は微笑みながらそう言う。

なんだ、手術以外にも方法はあったんだー。

良かった。入院しなくてすむ。こんな簡単に治るんだ。ほんと良かった。

安心しきって、穏やかな気持ちで目が覚めた。

 

しばし茫然。

……夢か。

 

 

今日は子どもの卒園式でした。

泣きまくりでした。

会う人会う人「おめでとうございます」と声を掛けてくれるのですが、

ここ数日はがんのことばかり頭を離れないせいか、

《卒園おめでとう》というより《早期発見おめでとう(命に別状ないんだから良かったじゃない)》というニュアンスに、

脳内で勝手に変換されてしまって、

『ちっともめでたくないです!』

と返しそうになるのを途中から堪えてました。

 

謝恩会はママ友にお願いして私はMRIの検査へ。

 

合間に、

入院中の子どもの預け先や

患者サポート窓口などを

役所に尋ねたり電話したり。


こんなご時世だからどこか相談先が見つかるだろうとたかをくくっていたら、

役所に紹介された先が違っていたり、

電話相談ですら予約が必要だったり

(週に一度平日午後の三時間だけしか受付しないなんて仕事休んで電話しろってこと??)、

営業時間内なのに「営業時間内にお掛け直しください」ってアナウンス流れてたり、

ロスが多くて。


やっとつかまった相談先では

「お子さんが小さいせいで治療に集中できなくて困っているわけですね」なんて

子どものせいにしてるみたいに言われ

また号泣。

 

なんだか、自分で思っていた以上に混乱しているみたいです。。。


「心身が弱っている母親と一緒に過ごすより

児童相談所などで過ごす方がお子さんにとっては一番いい環境なんじゃないですか」と言う人もいました。


相談しておいて勝手かもしれませんが、気分が悪くなりました。

 

前向きな気持ちになれず、

子どもには本当に申し訳ない。

一日フリーな時間をもらって、

総合的に相談に乗ってくれる人と

とことん自分のことについて話し合いたい気分です。

 

MRIも、なかなか過酷でした。

マンモトームよりはましだけど、

視界が遮られるって不安ですね。

 

盛りだくさんな一日。

泣きすぎて頭と目が痛いです。

 

病院で会計待っている間に強烈に睡魔が来て、17時前にも関わらず眠ってしまいました。

でも夜は寝たい気持ちになれない。

明日も仕事なんで、ひとまず布団に入ります。

 

人間関係が二分されます

ぼんやりした圧倒的な不安に潰されそうで、

信頼できそうな人に話しちゃってます。

 

数えてみたら

初日6人(両親ときょうだいと検査の間預かってもらうママ友など)

二日目3人(シングルマザーの支援員さんとシングルマザー仲間)

その後職場を中心に6人かな。

直接伝えたのは15人ですね。

あ、告知のときに同席してた子どもは入ってません。

 

誰にどんな風にどこまで伝えるか、

悩まれてる人が多いみたいで。

迷惑かけたくないとか理由はいろいろあるようですが、

今の私はそこまで考えが廻らないなあと。

一人で抱えるには重すぎて、

自分で抱えなきゃしょうがないけど、

少しでも労りの言葉が欲しくて

真剣に心配してくれそうな人みんなに話しちゃってる感じです。

職場でも、話す必要のない人には話してないし。

話すか話さないか(話したいか話したくないか)って観点で見ると、

私がその人のことをどう捉えてたかってことがよくわかるなー、と。

そこまで苦手でもなかった人なのに、

なんとなく話したい気分になれない人とか、

逆に、最初は話したくなかったけど

都合上話す流れになってみたら

意外と心配してくれてネットなんかで調べてくれてたり。

 

そんな微妙な発見に小さく一喜一憂しています。

 

 

本を借りてきました【本紹介あり(4冊)】

近所の図書館で借りました。

『患者さんのための乳がんガイドライン2016年版』(2016)

『イラストでわかる乳がん~再発防止の治療・生活・リンパ浮腫のケア』(2012)

『生きるための乳がん あなたが決める克服するための医療』(2008)

乳がん治療後の人生は以前にも増して豊かになった、知識という力を得て治療をやり通せば誰でも辞書を一冊書けるようになるほどだ、と断言する前書きに勇気をもらえます。別冊の「乳がん手帳」は、主治医に確認すべきことがまとめられていて、診察前に聞きたいことを整理でき助かります。


『いちばんのおくすり』(2011)

最後のは絵本です。

当たり前の気持ちが書いてあるだけなんだけど、泣けました。

 

私はシングルマザーです。

パートナーと呼べる相手もいません。

 

告知は、6歳のこどもと一緒に聞きました。

子ども連れでもいいと言われたので、

検査結果を聞きに行く、程度の軽い気持ちで。

 あれは『検査結果の発表』ではなくて、

『告知』だったと翌日気づきました。

子どもにどう伝えるか、ってことも本には書いてありますが、

もう伝わっちゃってるし。。。

 

子どもは保育園で担任の先生に、

おうちでの出来事を話す口調で淡々と

「あのね、お母さん乳がんなんだって。

入院するんだけど短いと5日で長いと3週間なんだー」

と告げたらしいです。

 

強いな。

 

この絵本のママのように

子どもにうつらない病気で良かったと

喜べる余裕は私にはなかったです。