卒園式とMRI

こんな夢を見た。

気がつくとマンモみたいな機械の前に立っていて、

看護師が説明している。

これを当てるとがんが一瞬で完全に死ぬらしい。

実は最近開発されたんです。光を当てるだけで、痛みも全くないのでね。立ってる間に終わりますから。病巣が小さくて良かったですね。

看護師は微笑みながらそう言う。

なんだ、手術以外にも方法はあったんだー。

良かった。入院しなくてすむ。こんな簡単に治るんだ。ほんと良かった。

安心しきって、穏やかな気持ちで目が覚めた。

 

しばし茫然。

……夢か。

 

 

今日は子どもの卒園式でした。

泣きまくりでした。

会う人会う人「おめでとうございます」と声を掛けてくれるのですが、

ここ数日はがんのことばかり頭を離れないせいか、

《卒園おめでとう》というより《早期発見おめでとう(命に別状ないんだから良かったじゃない)》というニュアンスに、

脳内で勝手に変換されてしまって、

『ちっともめでたくないです!』

と返しそうになるのを途中から堪えてました。

 

謝恩会はママ友にお願いして私はMRIの検査へ。

 

合間に、

入院中の子どもの預け先や

患者サポート窓口などを

役所に尋ねたり電話したり。


こんなご時世だからどこか相談先が見つかるだろうとたかをくくっていたら、

役所に紹介された先が違っていたり、

電話相談ですら予約が必要だったり

(週に一度平日午後の三時間だけしか受付しないなんて仕事休んで電話しろってこと??)、

営業時間内なのに「営業時間内にお掛け直しください」ってアナウンス流れてたり、

ロスが多くて。


やっとつかまった相談先では

「お子さんが小さいせいで治療に集中できなくて困っているわけですね」なんて

子どものせいにしてるみたいに言われ

また号泣。

 

なんだか、自分で思っていた以上に混乱しているみたいです。。。


「心身が弱っている母親と一緒に過ごすより

児童相談所などで過ごす方がお子さんにとっては一番いい環境なんじゃないですか」と言う人もいました。


相談しておいて勝手かもしれませんが、気分が悪くなりました。

 

前向きな気持ちになれず、

子どもには本当に申し訳ない。

一日フリーな時間をもらって、

総合的に相談に乗ってくれる人と

とことん自分のことについて話し合いたい気分です。

 

MRIも、なかなか過酷でした。

マンモトームよりはましだけど、

視界が遮られるって不安ですね。

 

盛りだくさんな一日。

泣きすぎて頭と目が痛いです。

 

病院で会計待っている間に強烈に睡魔が来て、17時前にも関わらず眠ってしまいました。

でも夜は寝たい気持ちになれない。

明日も仕事なんで、ひとまず布団に入ります。