病院決めまでの道 その5~形成外科のニッコリ先生

つくばから戻った翌日は月曜日。

全摘は前提として、
再建するにしろしないにしろ
ひとまず形成外科医の話を聞いてみたくなり、
ファーストとサードそれぞれに連絡しました。

今の段階ではファーストが主治医なわけで、
サードはまだ「セカンドオピニオン医」なわけだから、
ファーストをすっ飛ばして形成外科医の話も聞いて考えたいなんて無理だろうな、と思っていたのですが、
まさかファーストの方に難色を示されるとは。

どうやら乳腺と形成があまり連携していないみたいで、
外来看護師に希望を伝えたところ
「手術日を決める前に形成外科とは話せない」と言われてしまいました。

めげずに強く希望したら折り返しになり、
翌日主治医のOKが出たと連絡があって
「形成外科は別の科なので、自分で予約を取って下さい」と言われ。。。
教えられた番号に掛けるも誰も出なかったり、
出ても時間外なので今は予約が取れないと言われたり。
思い立ってから、多分4日後に、一週間先の予約が取れました。長い道のり。

一方サードは、
「形成外科の話も聞かないとイメージできないよね。そりゃ最もだ」という感じで、
思い立ったその日(月曜日)に、2日後(水曜日)の予約が取れました。

どうよ、この違い。

この段階で、サードの方に軍配が上がるのは
致し方ないよねえ。

ってことでサードの形成外科に先に話を聞きに行くことになりました。

再建するかどうか悩んでいる私に、
術式の違いやメリットとデメリットを
とても分かりやすく説明してくださいました。
エキスパンダーやシリコンの実物も見せてくれました。
合併症の起こるリスクはゼロにはならないけど、
何が起きても対処法はあるから心配しないでという言葉は具体性があって頼もしかったです。

「『再建を絶対にしたくない』という気持ちがないのであれば
再建をする方向でひとまず進むことをお薦めしますよ。
不具合が出ればいつでもやめられるんだからね」
と言ってニッコリ微笑む先生。

先日バッサリ先生にバッサリ切られた心の傷を
癒すような笑顔で、
全摘再建するならここかも、と
ちょっとずつ心が動いてきました。

つづく。