病院決めまでの道 その4~おっぱい、見せてください!

サードオピニオンまで行き、

それぞれ微妙に違う術式を提案されてしまいました。

いい加減病院を決めないといけないのに悩んでばかり。

 

そんな中、知人の紹介で乳がん患者のSさんを訪ねるべく、

息子と一緒に某ピンクリボン講演会に出かけました。

 

とても話しやすい方で、

百聞は一見に如かずとばかり

誰でもトイレの個室で

手術跡を見せてくださいました!!

 

Sさんは部分切除で放射線、その後は再発もなく経過しているそうです。

乳房上部で私とは位置が違うものの、

まじまじと見れば変形しているな、という程度。

生活も通院以外は変化ないそうです。

 

その他にも二人の方からお話が伺えました。

一人は全摘で再建(人工物)して4年後(だったかな)に再発し

現在はステージ4の方。

再建時はエキスパンダーの違和感と痛みが想像以上で本当につらかったそうで

シリコンに入れ替えてからはむしろ快適だったとおっしゃっていました。

 

子どもが飽きて騒ぎ出したこともあり

とにかくエキスパンダーへの漠然とした恐怖が植えつけられてしまったような。。。

 

もう一人は全摘して再建無しの方。

私たちのやり取りを見ていたらしく、

なんとご自分から「胸見ますか?」と声をかけてくださったのです!

 

この方は初発から両側だったそうで

片方の全摘が決定した時に

思い煩わされたくないという気持ちからもう片方も全摘してほしいと医師に訴えたそうです。

結局、残せるんだから残した方がいいと押し切られ残しているけど

「いつ切ってもいい、べつに必要ない」と宣う、男気を感じる方でした。

(言い方がね、かっこいいんです。こんなほめ方失礼なのかもしれないけど)


全摘と再建はセットのように考えていたので、

こういう選択肢もあるんだと、

目から鱗のお話でした。


実際に術後の胸を見せて下さると

イメージはつきやすくなりました。


しかし、エキスパンダーは痛いのか〜

再建なしの人カッコ良かったよな〜

と、この日は更に悩みつつ

つくばを後にしました。


つづく