小さな刹那の倖せに流れてみる勇気【本紹介あり(3冊)】

午前中、掃除と片付けを頑張りましたー。
図書館に行き、以下の3冊を借りました。

『はじめての乳がん 働くあなたが聞きたい本音Q&A83』(2014)
乳がんに選ばれた人にしか見えない景色がある、乳がん退治プロジェクトに参加することで選択と決断の基準が明確になっていく、人生の半期決算と捉える考え方が非常に勇気づけられる。目次に項目ごとにマークがつけてあって気になるカテゴリから読めるのもいい。

『名医が語る最新・最良の治療 乳がん』(2011)

『最高のがん治療を受ける方法』(2013)


がんの本をいろいろ立ち読み。

曰く、
治療方針が決まるまでは、いい患者でいる必要はない。
他に方法が無いものか、標準治療以外も諦めず相談してみて、
納得いくまで駄々をこねた方がいい。
勿論、主治医との信頼関係あってのことだけど、
下手に遠慮して決めたりすると、
それが最善の治療だったとしても
もう少し他の方法もあったんじゃないかとか
後悔してしまうことが多いらしいです。

決まるまでは少しワガママで、
決まったら信じた治療に最大限協力する。
そんな形が一番後悔が少ないと。

なるほどなー。

なんだか、
今の会社で隣の席の年下の先輩が
私のことをすごく心配していろいろ調べてくれてるらしいと人づてに聞いて。
そんなこと、あんまり表に出さないタイプだから
ちょっと驚きました。

どおりで、凍結療法とか粒子とか
詳しく説明してくれたわけだ。


夜は友人と三人で焼肉食べ放題に行きました。
最近小説にはまりかけたらしく
お薦めの本はないかと、
私の大好物の話題を振ってくれたので、
食後に近くのブックオフへ寄り道。
久し振りに本屋さんで本の話をしながら買い物できて大満足でした。

子どもは、自分も何か欲しくなったらしく、
絵本のコーナーで落語絵本をチョイス。
その場にあった3冊とも欲しいと言ってきました。

正直100円引きくらいにしかなってなくて、
3冊で3300円。。。全く安くないー!
友人は「大して値段変わらないなら、新品を買ってあげた方がいいんじゃない?」と言うし、
3冊も一気に買ったところですぐに飽きるんじゃないかとちょっと悩みましたが。。。

ここで見つけたのも何かの縁だし、
今欲しいものを今日すぐに持ち帰って読めるっていう体験ごと買うと思えば、まあいいかー
と考え直して3冊とも買うことに決めました。

実は私、日々の小さなことにお金を使うことに
昔から大変抵抗を感じるんです。

会社の行き帰りや昼休みにちょっとした飲み物やお菓子を買うとか、
出掛けた先で気に入った小物を見つけたとか、
傘など家にあるものを忘れたために重複して買うとか。
たとえばそんな『無駄な』買い物を嫌う親だったので、
成り行きの買い物に対して強迫観念めいたものがあるんですね。

必要があって予め計画して充分に値段を調べた上で、
それだけを買いに行くのは比較的できるんですけど。

でも、今日は敢えて『欲しいもの』を衝動的に買うことにしました。
結果、ちょっとスッキリしてます。

がんになり、気持ちが塞いでしまったことで、
逆に気が大きくなったのかもしれません。

まわりにとってみたら大したことのない変化かもしれませんが、
がんになったことで少し変われたことかもしれないので、
そういうことも記していきたいです。

まあ、無理矢理ポジティブに捉えようとしてるだけのような気もしますが(^_^;)

良かったことも少しは数えていかないとね。
やってられないし。

そうそう、妹がグリーティングカードをくれました。
子ども宛に続いて私宛にも届いたんです。

お母さんとして六年生おめでとう、これからも姉として子育ての先輩としてよろしくね、困ったときはいつでもなんでもいいから頼ってね、また遊ぼうね
といった内容で、
病気のことには一切触れていないのですが、
それが却って胸に沁みました。

ありがたいです。

いい意味で、
今に、刹那の倖せに、自分を集中させたいです。
その積み重ねが、永い目で見たときに大きな倖せに繋がっていくと信じて。