移動する者

思考型人間だと自覚しています。
過去の経験や環境からある程度仕方なかったし、
それが自分に合った悪くない処世術だと思ってきました。
けど、病気になってみると、
思考をやめてその場所から動きなさい、
と言われているような気がしています。


今日は、生命保険の担当者と
volnetに連絡してみました。
両方に、今の病院はいい選択だとお墨付きをもらい、
ちょっと安心。

特に加入の時に親身に対応してくれた保険の担当者が
その後独立してしまって、
今回初めて連絡する相手だったので不安もあったのですが、
話しやすい感じでひとまず良かったです。
セカンドオピニオンを取るなら、
受診先の相談にも乗ってもらえるそうな。


今の病院の選択がベストだったとしても、
一ヶ所だけの見立てで全て決めてしまうことに抵抗が残るので、
明日はセカンドオピニオンも含め、訊いてこようと思います。

梅日和

妹家族と、食事に行ったり買い物したり梅咲く公園をお散歩したり、
今日は楽しく過ごしました。

途中、携帯がケースから飛び出て落下、
画面が大変なことになったけども(T▽T)
半日経っても携帯開くたび新鮮に驚いてがっかりする~。。。

妹ん家の広いお風呂の大きな鏡で改めて眺めたら、
マンモトームの傷がまだ治ってなくて、
ちょっと皮膚が引き連れたみたいになってるのが
やっぱ気になった。

大丈夫かなあ。。。

おしりブリブリー【本紹介あり(2冊)】

本を2冊借りました。

乳がん治療日記 まんが おっぱいがたいへん!!』
→漫画で描かれた体験記。今から10年くらい前なので、治療内容は随分変わっているだろうけど、医師とのやり取りや手術前後の流れなど非常にイメージしやすかった。
乳がんになった意味について、人生をもっとゆっくり過ごそうってことかも、と考えるシーンがあるけど、そうなのかもってちょっと思う。

『最先端治療 乳がん』(2017.1)
→国立がん研中央の医師による、最先端医療を中心とした解説。ここ数年で治療法の個別化が一層進んでいると言われる乳がん。標準治療を進められても、自分に合った先進医療があるのでは、と気になってしまいます。そんな不安を現段階の最新情報をもとに払拭しておきたくて借りました。


造影剤CTの日でした。
前回のMRIに比べると格段に短くて、
動いちゃだめなどの制約も殆どなくて楽~!
目的について医師からは、
腫瘍の範囲を調べて手術部位を確定するためと説明されてるけど、
きっと、転移の有無も調べてるんだよな~と思うと
ちょっと複雑。。。


いろいろ知らないことには不安が止まらない。
とにかく知識を入れて、
これから起こるだろうことを事前に整理しておきたい。
とばかりに本をまた予約。
そして手術の体験漫画におそれおののく。
やっぱ切ってみないと分からないことも多いんだなー。
曰く、術後は無力感にさいなまれるんだって。
体が思うように動かせなかったり、急に病人扱いになるから。
日記を書きまくろう。きっと文字が助けてくれるはず。

並行して『ピラミッドと振り子のゲーム』を再読。
乳がんになったのは何かに気づかせるためだとすると、
焦るばかりの人生にストップをかけてもらったのかなあ?
と前向きのような後ろ向きのようなことを考える。

人生に偶然はないとするなら、
なるべくしてなったはずで。
必要なプログラムの作動するタイミングだった?
もっと前に、真理みたいなことに気づけてたら
乳がんにはならなかったのか?
それとも、こういうプログラミングを選んだ時点で

乳がんになるのはデフォルトだった?
うーん、うーん。
もうちょっと、整理しよう。


検査後、子どもに頼まれてたランドセルを家に取りに帰ってから保育園へ。
大好きな先生が今日の土曜日当番だと知り、
ランドセル姿を一足先に見せたかったそうな。
「だって毎日『ランドセルどんなの?』って聞いてくるからしつこいんだもん」
とまんざら嫌でもない感じなのが笑えます。

保育園の帰り道、
子どもがふざけて何度も「おしりブリブリー」とか言っていて
なんでだろうと思ったら、
「笑ったら病気が逃げていくと思って」
との答えが返ってきて
じんとしてしまいました。

小さいなりにいろいろ考えてくれています。。。

子どもの大好きないちごのデザートバイキングを堪能したあと、
急遽名古屋の妹宅に遊びに来ています。

盛り沢山な一日。とりとめなく振り返りました。
従弟が大きくなってて驚いた~。

終わりのはじまる

明日、CT撮って来週水曜日に結果がわかります。
ファーストオピニオンも多分。
この宙ぶらりんな落ち着かない感じが終わり、
いよいよ向かう先を決めないといけません。

医師に訊くこと、当日慌てなくていいように、
事前に借りた本読んでまとめておくつもりだけど、
なんだか仕事と暮らしが忙しすぎて
考えがまとまらずここまで来てしまいました。

保育園もあと二週間。
こちらも終わりと始まりが待ってます。

今朝は5時起きでお弁当作りました。
美味しかった?って訊いたら
「うん!お母さんの愛がたっぷりだった」
って。
どこで覚えるんでしょうね(笑)。

それでも知っていて欲しかった

保育園終了まであと半月を切りました。
明日は年少年中組と一緒にお別れ遠足。
5時起きでお弁当作りです。

このところの4~5時間睡眠では作業効率が悪いと思い、
ちょっと早めに布団に入ってます。
が、いつもの(?)まだ寝ようとしたくないモード。


今週は月で一番忙しく、
今日は特に忙しく、
そして久々、例の上司に怒鳴られたりしておりました。
もうほんとやめて病気悪くなる。。。


そんななか、病気のことをずっと言いたかった同期と、
やっと今日話せました。

同じフロアだけど別の部屋で、
殆ど会わなくなっちゃったから
なかなかタイミングがなくて。
わざわざ訪ねていって仕事を中断させてまで言うことでもないし。
事務の私と違って昼休みも定時じゃないから
昼休憩を狙ってってわけにもいかないし。

と数日気にしていたわけなんだけど、
今日はあまりの忙しさに私が昼休み返上で仕事して、
お弁当だけ食べようといつもの場所に行ったら、
向こうから私を見つけて、
聞いてーとばかりに仕事の話を始めた。

仕事が山積みで自分の今の力では到底納得のいくレベルではこなせないから、
どれも中途半端にするより部署としてクオリティーを保ちたくて上司に相談したら、
うん、まあ、やるしかないよね
と何度も言われて終わり、
どうしていいかほとほと困ってる
とかなり参った様子。

このタイミングで私の話に持っていくのも
なんだかなあと思いながら、
でも次いつ顔を合わせてプライベートの話ができるかも分からないので、
私の話も聞いてくれる?
と、病気のことを切り出した。

すんごい心配してくれた。

仕事が大変なときに心配事を増やして悪かったけど、
どうしても伝えたかったんだと思った。

これを伝えたい、知っておいて欲しいと思うのって、
やっぱただの自己満足やろうなとも思う。
言った方は満足するし、闘う準備の一環ってかんじだけど、
言われた方は自分が病気になったわけでも代わりに闘えるわけでもないのに、
要らん荷物背負わされたような気持ちになるんじゃないかと。

でも、伝えたかったんだんだけどね。
ありがとうな。

安心できる場所を探し続ける

眠りが浅くて困ってます。
なにも病気のせいだけではなく(その影響は多分にあるとは思うけど)、元々そういう傾向みたいです。

夢を見ないで眠れることがありません。
電車内でのほんの数分のうたた寝でも必ず見てしまいます。
それも大抵は、追われたり焦っていたり
あんまり後味がよくない、あ~どうしよう~って感じの夢。

今朝電話した友だちは、
夢を滅多にみないそうで、年に数回くらいだって。
羨ましいですなあ。。。

夢で思い通り行動できることはなく、
体が思うように動かせなかったり
嫌なことに抵抗できなかったり
ということが多いので、
寝た方が疲れてるってこともしばしば。


子どもの頃からそうなのは、家庭環境が安心できる場所じゃなかったことと関係してるんじゃないか
ってのが、友だちの出した結論でした。

一理あるかもなあ。

常に気を張って、あんまり休まることがなかった。
一人でいるときが一番好きだったかな。

心のどこかで、あるわけない、と思っている感じ。
全面的に信頼でき安心して頼れる親。
夢を見ない眠り。

体験したことのないものは、解らない。。。
本当に存在するなら、体験してみたいもんです。


告知を受けた日、
早くて2か月後に入院するから
子どもの面倒を見に来てもらえないかと頼んだけど、
あれから一切連絡はない。
私の体を気遣ってくれる言葉もなかった。

ああやっぱりな、と思いながら、
それでも親のことを切り捨てられずに、
一応みたいに頼ろうとしてしまう自分もちょっと嫌だ。

そして、
私は子どもの安心できる場所に
なれているだろうか。。。


がんと分かってから布団の中で眠れずに過ごすのが嫌で、
眠さ限界まで起きていて睡眠不足気味。
そのお陰か、いつもほどには悪い夢を見ていないかも。

いいんだか悪いんだか。

少しだけ会社のこと

転職で入社して一年半。
実はひどいパワハラに遭ってました。
出勤してオフィスのドアを開けようと伸ばした手が、恐怖と不安で震えてしまう程度に。

年度の変わり目に合わせて、
会社がちょうど組織の再編を考えていたらしく
年末から別部署の上司が面談してくれた結果
今年2月に私の異動が決まりました!

先週は更に上の上司が面談してくれたのですが、
私のいる部署の現状をはじめて知ったらしく、
「それはパワハラだね……」
「今まで辛かったね。何も知らず申し訳なかった」
と謝ってくれました。
それがとても嬉しかったです。

新しい部署の直属の上司はとてもいい人で、
指示が具体的で分かりやすいし
いつ話しかけても手を止めてこちらの話を聞いてくれます。
何より部署の皆さんがちゃんと挨拶を返してくれる!

今の上司は出勤してこちらから挨拶しても、無言ですからね。。。
同じ会社なのにこの差はなんなんだろうか。。。

先月と今月は今の部署と新しい部署を行ったり来たりで、
(当初は今月から新しい方へほぼ移るように言われていて引き継ぎも終わらせたのですが、
どうやら今の上司が有休を取りたいために、私にギリギリまで今の職場に残らせ事務作業や来客対応、電話番をさせるように、と急に話を持っていったらしいです(-""-;))
勤務場所も離れているし、
そのたびパソコン持って移動で
なんだか落ち着かないです。


今の上司は指示の出し方が具体的じゃない人なので、
過去に言われたあれこれを思い返して動いてみるわけなんですが。

ご自分が言ったことを忘れてしまうので
何をやっても、結果こちらが間違えたみたいに言われて怒られることの繰り返しです。
(因みに、「前回こう言われたので」と反論しようものなら
「そうやって、言質とったみたいに言うならもう何も教えられない!」「経緯や過程はどうでもいい」「このやり方でおかしいと思わないの?」と怒られて終わりです)

しかもこの上司は今月末で退社するらしく、
何れにせよあと二週間たらずで上司でも部下でもなくなるんです。

嫌なことがあったとしても、
今更なんだから黙ってればいいのに、
この期に及んで絡んでくるんですよね。。。

私の病気のことを知ってる先輩が、
あの上司のせいで水緒さんはがんになったんじゃないの
と言ってました。

ストレスとがんの因果関係はまだ立証されていないそうですが、
個人的にはあながち無関係でもないと考えています。

乳がんの場合、発見の10年ほど前が
最初に細胞ががん化した頃だなんて言われていますが、
私の40年の人生で、
この10年がそこそこ苛酷でしたから。
ストレスフルという意味でね。

人生上半期の集大成として乳がんがやって来たと思うと、
今後は新しい職場で、
ストレスを意識的に避けて(もしくは発散して)
暮らすようにしようと心を新たにしました。


病気と直接関係ないけど
読んでくだってありがとうございました。

毎日更新すると決めたからこそ、
いろいろ思考が及んでいいのかもしれません。
こんな場でもないと、
ここまで徹底して文章化しなかったような気がします。